家族葬について

時代にマッチする家族葬

 

近年、家族葬に関するご相談が増えてきており、、広く認知されるようになってきたことを実感しております。

認知が広まり昔からあったような葬儀スタイルのように感じますが、家族葬という言葉自体はつい最近になってから登場したといわれています。

具体的な登場年数は1995年以降に登場し、2000年を境には全国規模で広まっていったといわれています。

家族葬という言葉通り、本来は家族(遺族)のみで行う葬儀という意味で用いられていましたが、最近の認識では親戚のみならず、ごく親しい方なども加えたあくまで「小規模・少人数で営む葬儀スタイル」を指しているようです。

葬儀社によって小規模・少人数の基準は異なりますが、平均すると会葬者が20?30名以下を基準に設けられています。

家族葬のスタイルが広く普及した要因としては核家族化が大きな要因として挙げられます。もう一つの要因としてひと昔のバブル期に比べ、わが国日本では長らく不況が続いています。葬儀費用を抑えることができる葬儀スタイルは時代のニーズに合っているのかもしれません。

首都圏では実に葬儀の約60%を家族葬が占めているデータもあります。

ですが「家族葬」という言葉が広く広まると同時に、その解釈が人それぞれで違うことにより、思いがけないトラブルが起きやすくなっています。

家族葬自体は小規模ですが人のご縁というものに大小がはありません。

本来知らせるべき故人と縁のある方、関係先がある場合には礼を逸しないように配慮すべきです。

ご遺族の方の意向で参列者に制限を加えたり、故人の関係を無碍にした場合、後になって「なぜ知らせてくれなかったのか」とトラブルに発展するケースもあります。

葬儀はやり直しがききません。故人も含め全員の希望通りの葬儀を行うのは難しいことではありますが、近しい方々、周囲に角を立ててしまうことは、ご遺族の方にとっても心残りです。

【故人の遺志確認が重要】
上記で挙げたトラブルを回避する方法は意外なほどシンプルです。

その解決方法とは故人の遺志確認を念入りに行うことです。

故人の人脈のすべてをご家族が把握するのは不可能です。
人のご縁はどこでつながっているか、その深さまではご家族といえども知らないケースがほとんどです。

「知らなかったから」では不義理をしてしまった際の言い訳にもなりません。

故人と縁の深い方々のおかげで、今までの故人があったという場合もあります。

その方々に対し不義理は避けたいものです。

実際にご家族が把握していない人脈がある場合、家族葬が済んだ後で故人を慕う方が次々に自宅を訪問され、のこされたご家族が対応に困ってしまったという事例もあります。

後々のことも考慮し、故人と生前、慎重にお知らせの範囲を検討した上で、家族葬を行うべきであると言えます。

家族葬といえども一般的なお葬式と共通しているのは、ご遺族が故人への感謝と尊敬、弔いの気持ちを持つ、大切な最後の場であるということです。

もちろん、故人とご家族の共通の親戚筋の方々にも配慮しなければなりません。

【親戚の方への配慮】

家族葬のみならず葬儀を行う際に礼を尽くさなければならないのは、血縁関係のある親戚の方々です。

広く認知されてきたといっても家族葬の場合、親戚の方などを含めた周りの方の理解がうまく得られない場合があります。

冒頭で述べたように家族葬というのは最近認知されてきた新しい葬儀のスタイルです。

古くからの葬儀のあり方や慣習を大切にされる方、世間体を気にされる方が周囲にいらした場合にはご理解、家族葬を行うことに対しうまく了承得られない場合があります。

また、家族葬の定義である「親しい人」の線引きをどこまで引くか、といったこともしばしば問題に挙げられます。

基本的にはご遺族に親しい方に限定して声をかけ参列していただくのが家族葬のスタイルですが、どこまでを「親しい人」とするかは遺族側の判断によるものとなるので、場合によっては葬儀にお呼びしていない方々への思いがけない不義理となってしまうのです。

こちらの解決方法としてもやはり故人の遺志を尊重するということが大事でしょう。
遺言状まではいかなくとも生前、なにか一筆記しておくのがいいのかもしれません。


【参列者の方以外への配慮】
家族葬を行う際、もう一つ気をつけなければならないのが近隣の方々への配慮です。

自宅で行う場合は近隣の方が葬儀の参列に訪れる場合があります。
ありがたいお心遣いではありますが事前に訃報の中などで「家族葬のため参列お断り」をお知らせしておきます。香典や供花を辞退する場合も記載しておけば親切でしょう。

家族葬儀後、自宅にお参りにきてくださることがあります。その際も焼香や香典を辞退する場合は、丁寧に対応いたしましょう。

一般の葬儀と同様、香典を受け取る際はお返しをしないと失礼にあたりますので、四十九日法要を終えてから、挨拶状と一緒に返礼品を送ります。

【葬儀・告別式の後の挨拶状】

一般の葬儀では葬儀・告別式を行った後には、お世話になった方々へ挨拶状を送るのが通例です。

しかし、親しい方のみの家族葬を行った場合には、訃報のお知らせを控えることが多いようです。

その理由としては故人の訃報を聞いて、後から弔問にくる方がいたり、葬儀の連絡をしなかったことを不愉快に思われる方もやはりいるためです。

故人との遺志確認を生前にすることが大事、と記載しましたが、亡くなってからしばらくしてからでも、故人の希望で身内だけで葬儀を行ったという挨拶状を出すことはやはり
必要です。

そのような場合の挨拶状には、どのような内容を書けば失礼に当たらないのでしょうか。
一例ではありますが紹介いたします。

謹啓
かねてから療養中でありました、父●●は、平成xx年xx日xx自宅にて急逝いたしました。
まずは早速お知らせ申し上げるところ、ご通知が遅れましたこと、深くお詫び申し上げます。

誠に勝手ながら、故人の希望により、葬儀は身内で家族葬として執り行いました。
ここに、生前のご厚誼を深く感謝申し上げます。

尚、まことに勝手ながら、ご供物、ご供花の儀は固くご辞退させていただきます。
敬白

挨拶状に故人が生前に何か書き残していた言葉があれば、それを書き添えると参列されなかった方にも故人の遺志が伝わりことでしょう。

挨拶状で伝えなければならない大事なことは故人の希望で家族葬を行ったこと、葬式・告別式にお声がけ出来ず申し訳なかったという謝罪の気持ちです。

【家族葬の歴史について】

家族葬という葬儀のスタイルは世間一般的に浸透したと冒頭で述べましたが、元々葬儀とは、親族が参列をするものであり、江戸時代は今のようなスタイルではありませんでした。

江戸時代では今の通夜のみが葬儀とされており。
通夜が終了した後に、夜間埋葬をするというのが一般的だったのです。

通夜と告別式が行われるようになったのは、明治時代以降だと言われています。
また家族葬は平成に入ってから生まれた葬儀スタイルで、現在のように一般的に浸透するようになりました。

増加をしてきたのは、ここ数年の話なのです。

その背景として
盛大な葬儀には意味がない、ということもあったので、家族のみでこじんまりと送り出すということを選択する人が増加をしてきているのです。

類似の言葉に密葬がありますが、密葬の場合には後日、本葬を行うことが前提になります。
有名人の場合、通夜、告別式は親族のみで執り行い、後日お別れの会ということで本葬を行うことが多いのです。

家族葬の場合には本葬はないことが一般的なので、密葬に近い形となってくるので、家族葬のほうが自由で良い、と考える人も多いのです。

埼玉県で葬儀、家族葬だけではなくお困りがございましたら、お気軽に光彩セレモまでお問い合わせください。


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公開日:  最終更新日:  株式会社和敬